日本シリーズの日程とホーム球場や延長・予告先発などのルールについて
2016年プロ野球の日本シリーズは、セ・リーグが25年ぶりの優勝となった「広島」で、パ・リーグはクライマックスで165キロを連発した大谷翔平投手が所属する「日本ハム」ということで、大変な盛り上がりを見せています。
直前に広島の黒田博樹投手が引退を表明したこともあり、更に注目度は加速しています。
そんな注目の日本シリーズには意外と知らないルールや規定があるのだとか。
そこで、日本シリーズの日程やホーム球場、そして延長・予告先発といったルールについてまとめてみました!
ルールを知ることでプロ野球の楽しみ方が、また一つ増えるかもしれませんよ。
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日本シリーズとは
まずは知っている方も多いと思いますが、日本シリーズについて改めておさらいしておきましょう。
日本のプロ野球、セントラル・リーグとパシフィック・リーグが、アメリカ大リーグ(メジャー・リーグ)のワールド・シリーズに倣って、1950年(昭和25)から、両リーグの優勝チームによる日本選手権試合を始めた。これを日本シリーズとよんでいる。
セ・リーグ覇者とパ・リーグ覇者が日本一を決める短期決戦のことですね。
その歴史は深く、1950年から続いています。戦後すぐからですから、日本の成長と共に歩んできたプロ野球の歴史といっても過言ではないでしょう。
ちなみに2015年までの通算成績は以下のとおり、セ・リーグの方が若干優勝回数が多いですが、ほぼ互角ということですね。
セ・リーグ 35勝
パ・リーグ 31勝
1980年代、パ・リーグの西武が圧倒的な強さを誇って黄金時代と呼ばれていた時期は、「実力のパ・リーグ、人気のセ・リーグ」なんて言われていたこともありましたから、パ・リーグの方が勝利数が多いかと思いましたが、通算するとほぼ互角なんですね。
日本シリーズの日程やホーム球場について
それでは早速日程や試合球場についてみていきましょう。
10月22日(土) [第1戦] セ・リーグ出場チーム本拠地球場
10月23日(日) [第2戦] セ・リーグ出場チーム本拠地球場
10月25日(火) [第3戦] パ・リーグ出場チーム本拠地球場
10月26日(水) [第4戦] パ・リーグ出場チーム本拠地球場
10月27日(木) [第5戦] パ・リーグ出場チーム本拠地球場
10月29日(土) [第6戦] セ・リーグ出場チーム本拠地球場
10月30日(日) [第7戦] セ・リーグ出場チーム本拠地球場
参考元:2016年 プロ野球行事日程 | NPB.jp 日本野球機構
日程は、日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズが終わってすぐの10月22日(土)からになります。
クライマックスシリーズについての詳細を確認されたい方は以下もご覧くださいね。
(参考)クライマックスシリーズのルール!ホーム球場や延長・予告先発について
試合場所については、西暦で奇数の年はパ・リーグの出場チーム、偶数の年はセ・リーグの出場チームのホーム球場で第1・2戦と6・7戦を開催、第3・4・5戦は相手チームのホーム球場で開催されることになっています。
ですから、2016年は偶数の年になりますから、セ・リーグ覇者のホーム球場でスタートとなる訳ですね。
試合数は全7試合で先に4勝上げたチームの勝利となります。
先に4勝を上げるまでは、試合が継続されますが、8試合目以降は引き分けなしで行われます。
7試合目までは引き分けがあるため、仮に7試合すべて引き分け試合となった場合には、最長で14試合まで理論上はあり得るのだとか。
まあ7試合連続引き分けなんて、よっぽど奇跡的なことが起きない限りないのだと思いますが(笑)
今年のセ・リーグは広島が25年ぶりの優勝を果たし、黒田博樹投手が引退を表明したばかり。
またパ・リーグの日本ハムは、大谷翔平投手がクライマックスシリーズで165キロを連発するなど、大注目のカードとなりそうです!
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延長や予告先発は
延長は第7戦までは15回までとなっています。
ちなみに、第8戦以降は回数無制限です。ですから、第8戦では引き分けがない訳ですね。
セ・リーグ、パ・リーグ共にペナントレースは12回までですから、日本シリーズは特別なんですね。最後の短期決戦ですから、なるだけ引き分け試合を少なくしたいという意図があるのでしょう。
続いて予告先発についてですが、日本シリーズでは原則として予告先発は行われません。ただし、両リームの監督が事前に同意をしていれば予告先発が行われることがあります。過去には1998年、2005年、2013年、2014年に予告先発が実施されています。
予告先発は戦略を相手チームに公開する訳ですし、先発を予想してオーダーを組むのも野球の醍醐味の一つだとして、監督によって賛否が分かれるようです。野村監督や落合監督は導入反対なのだとか。
ちなみに昨年2015年は、ヤクルトの真中監督が拒否して、予告先発は行われていませんでした。
ヤクルト真中満監督(44)が、SMBC日本シリーズ2015の予告先発を拒否した。ソフトバンク工藤公康監督(52)との新人監督同士の顔合わせ。監督会議では工藤監督から予告先発の申し出があったが、これを断り、3年ぶりに行わないことになった。
監督によって考え方に違いがあって面白いですね。
ちなみに、2016年の日本シリーズは予告先発が行われることで合意したようです。
(参考)日本Sは予告先発 両監督合意 | 2016/10/21(金) 22:18 - Yahoo!ニュース
そして注目の第1戦の予告先発投手は以下になります。
【広島東洋カープ】 K.ジョンソン(背番号42)
【北海道日本ハムファイターズ】 大谷 翔平(背番号11)
参考元:SMBC日本シリーズ2016第1戦 予告先発投手発表 | NPB.jp 日本野球機構
第1戦から、大谷翔平投手が投げるんですね!
またまた新記録の樹立か!?大注目です!!!
まとめ
25年ぶり優勝となった「広島」と日本記録を連発する大谷翔平投手の第1戦登板が決まった「日本ハム」ということで、大盛り上がりを見せている2016年のプロ野球日本シリーズ!
2016年の日程は10/22(土)から行われ、セ・リーグ覇者のホーム球場からスタートとなります。
延長は15回まで、予告先発は両監督の同意のもとに導入されることもあります。2016年については、全日程とも予告先発ありで合意です。
2016年10月は、まだまだ日本のプロ野球から目が離せません。注目しましょう!
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