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栗山監督の采配と評価は?インタビューにみる名将の哲学【日本シリーズ2016】

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2016年の日本シリーズは、見事日本ハムが広島を下し日本一となりました!

最後までどっちに転ぶか分からない展開は大変見ごたえもありました。

そんな大盛り上がりに終わった日本シリーズですが、日本ハムの劇的勝利には栗山監督の采配が光ったシリーズだったという声も多く挙がっています。

そこで今回は、栗山監督の采配や評価、そして名将の哲学について迫ってみました。

栗山監督は来季続投も決まっていて、今後の名将の活躍も大変楽しみです!

 

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栗山監督のプロフィール

まずは簡単に栗山監督のプロフィールから見ていきましょう。

 

生年月日:1961年4月26日(55歳)

出身:東京都

身長:176cm

体重:74 kg

投球打席:右投両打

プロ入り:ドラフト外(1983年)

出身大学:東京学芸大学

経歴:プロ野球監督
   野球解説者
   野球評論家
   スポーツジャーナリスト
   大学教授

 

あまり選手としての印象がないのですが、ドラフト外で入団されているんですね。

 

調べてみると入団後は、ケガと病気に悩まされ、思うように練習が出来ませんでした。中でも原因不明のメニエール病の発症によって、めまいや立ちくらみに悩まされ、練習が思うように出来なくなったことが早期に引退をせざるを得なかったようです。

 

結局プロ野球生活は6年でピリオドを打ちました。

しかし、栗山監督の野球人生は引退してからです。

野球解説者に始まり、スポーツジャーナリストに加え、大学では経営学の教授まで務められています。

そして、遂に日本ハムの監督に就任です。日本プロ野球の監督で、国立大学出身(東京学芸大学)と大学教授の経歴を持つ人物は史上初めてなんだとか。

 

苦労を知っている栗山監督だからこそ、指導者として花を開くことが出来たのでしょうね。一流の選手が一流の監督に必ずしもなる訳ではない、とよく言いますが、栗山監督は選手としては一流ではなかったかもしれませんが、監督としては誰がみても一流監督といっていいと思います。

 

栗山監督の采配と評価

「神ってる」とも言われた栗山監督の采配は何が凄いのか?

日本一を決めた日本シリーズでの采配を見てみることにしましょう。

 

2016年の日本シリーズを振り返ってみると、チーム力には差が無かったと言われています。打撃面も投手面も両チームに差はありませんでした。

 

そうなってくるとやはり大きく違ったのは監督の采配力ということになります。

以下のサイトにもあるとおり、今回の日本シリーズは柔軟な栗山采配と、堅い緒方采配が明暗を分けたと言われています。

 

(参考)堅い緒方采配と柔軟な栗山采配の“内弁慶シリーズ”──2016年日本シリーズ5戦目までを振り返る(松谷創一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

どういうことかと言うと、広島の緒方監督はシーズン中と同じ戦い方に固執し、栗山監督はあくまで短期決戦という形で割り切って柔軟な選手起用を積極的に行います。

 

それが顕著に出ていることがよく分かるのが以下のデータになります。

 

ファイターズは先発5投手の防御率が2.93(27.2回)だったのに対し、中継ぎ7投手は2.13(25.1回)と先発よりも良い。しかも、先発とほとんど変わらないほどの投球回だ。
一方カープは、先発4投手の防御率は1.05(34.1回)と極めて良いものの、中継ぎは7.58(19回)とひどく悪い。

 

引用元:勝負を分けた監督力の差──2016年日本シリーズを振り返る(松谷創一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

なんと日本ハムは先発と中継ぎの投球回数がほぼ同じなんですね。そして中継ぎ投手の方が防御率で好成績をマークしています。

一方、広島は先発の方が圧倒的に投球回数が多く好成績をマークしているものの、中継ぎ陣の成績がすこぶる悪かったようです。

 

これは、短期決戦の戦い方を熟知していた栗山監督の采配力ともいえるでしょう。

緒方監督は最後まで、シーズン中の勝利パターンに固執したことが裏目に出てしまったといえると思います。

 

あくまで結果論に過ぎないんですけどね。ただ、監督の経験が采配の仕方・起用方法に顕著に表れていることは事実でしょう。

 

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優勝インタビューにみる名将の監督哲学

最後に栗山監督の日本一を決めた優勝インタビューをご紹介します。

カープファンからも拍手が起こる素敵なインタビューとなりました。

 

全文をご覧になりたい方は以下もご参照下さい。

 

(参考)【日本ハム】栗山監督「勝った実感がなくて、野球の難しさばっかりが心に残ったシリーズ」 : スポーツ報知

 

私が印象にのこったフレーズは以下のインタビューです。

 

今全て終わりましたけれど勝った実感がなくて、野球の難しさばっかりが心に残ったシリーズ。僕も選手達も勉強させてもらった。感謝しています

 

引用元:【日本ハム】栗山監督「勝った実感がなくて、野球の難しさばっかりが心に残ったシリーズ」 : スポーツ報知

 

「勝って兜の緒を締める」では無いですけれども、栗山監督って奢っているところが全くないですよね。

常に勉強、常に何かもっとよく出来ないかを必至で謙虚に考えて行動されている印象があります。

こういった思考は選手時代の苦労があってこそだと思いますし、そんな必至な監督の姿をみて、選手たちも栗山監督を胴上げしたいと強く感じるのだろうと思いました。

 

そんな栗山監督への球団の評価は高く、来季の続投が決定しております。

 

(参考)日本ハム、栗山監督を来季続投 鷹の猛追を評価 - 野球 : 日刊スポーツ

 

来季は就任6年目で、札幌に拠点を移して以降では最長政権になるのだとか。

来年以降の栗山采配にも目が離せませんね。

 

 

まとめ

2016年の日本シリーズは見事日本ハムが日本一を制しました。

選手たちの活躍はもちろんですが、今シリーズは監督の采配力にも大きく差が出たシリーズとなったようです。

栗山監督の采配は短期決戦での戦い方を熟知した素晴らしい戦い方だったと総じて高い評価だったように思います。

そんな名将と呼ばれるにふさわしい栗山監督は来季以降も続投することが決定しています。来年以降の日本ハムの戦い方、栗山監督の采配力にも注目しましょう!

日本ハムの栗山監督・選手はもちろん、広島の緒方監督・選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。そして感動をありがとうございました。

 

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