噛む回数の平均や目安について!子供への影響・効果も調べた
普段あまり意識しない噛む回数。
自分が何回噛んでいるかを意識している人は少ないのではないでしょうか?
「よく噛みなさい!」なんて子供時代に一度は言われたことがあると思いますが、意外とその効果等については知られていないのではないかと思います。
そんな噛む回数について、平均や目安、そして子供や大人への効果等について調べてみました!
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日本人は噛まなくなった?
弥生時代:3990回
鎌倉時代:2645回
江戸時代:1465回
現代:620回
冒頭の数字、正解は「一回の食事での咀嚼(そしゃく)回数」です。
卑弥呼の生きた弥生時代の食事は玄米のおこわや乾燥した木の実、干物など、硬くて、噛み応えのある食材で構成されていました。
それに比べ、現代人の好むハンバーグ、スパゲッティなどの食事は、あまり噛まなくても食べることができるものばかりです。現代人の咀嚼回数は、弥生時代の約6分の1。
食品の加工技術の進歩と共に、咀嚼回数はだんだんと減ってきました。
参考元:健康コラム 咀嚼のすすめ
噛む回数に関する面白い記事ですね。
弥生時代は3990回だったのに、現代は620回と噛む回数が弥生時代に比べて約6分の1になったというものです。
ちなみにこちらは一回の食事当たりの数値になります。
弥生時代と比べたら当たり前だろ!と言いたくなりますが、6分の1というのは、結構な減少ですよね。
確かに固い食べ物って好まれませんよね。高級なものほど柔らかい気もします。お肉などは特にそうですね(笑)
平均や目安について
では、もう少し具体的にみていきましょう。
現代人の平均は何回で、理想は何回噛めばいいのでしょうか?
「目安は一口30回です」
(中略)
現代人の噛む回数の平均は一口10~20回と言われています。
飲み込もうと思ってから「プラス10回」噛むようにしましょう。
引用元:健康コラム 咀嚼のすすめ
一口で10~20回が平均みたいですね。
理想は一口30回ということですから、普段の噛む回数にプラス10回を意識するといいようです。
噛む回数を意識して食事をしてみましたが、意外と噛めないものですね。
忙しいサラリーマンなら尚更ですね。食事時間も5分とか10分で終わらせてしまう人も多いでしょうから、平均以下の方も多いと思います。
忙しいときは、私も平均以下でした。
ただ、急に噛む回数を増やすのは、長年に渡って自分の食べ方が染みついている大人にとっては、なかなか難しいものです。
その場合は、食事を少し工夫する必要がありそうです。噛みごたえのある食事にするということですね。
野菜であれば、煮るより生で食べたり少し大きめにカットしたり、またお肉であれば、ひき肉に変えてかたまり肉にしてみるといった具合に、調理方法を少し工夫することで必然的に噛む回数を増やすことが可能です。
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意外と知らない子供への影響・効果とは?
そもそも、噛むことの効果やメリットって何なのでしょうか?
それを表現する面白い標語があります。
先ほどのよく噛んだ時代(?)弥生時代を生きた卑弥呼の名前を用いた
「卑弥呼の歯がいーぜ!」
というものです。
それでは一つ一つみていきましょう!
「ヒ」:肥満防止
ゆっくりよく噛んで食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止につながります。
「ミ」:味覚の発達
食べ物の形や固さを感じることができ、味がよくわかるようになるなど味覚が発達します。
「コ」:言葉の発達
口の周りの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、表情が豊かになったり、言葉の発音がきれいになったりします。
「ノ」:脳の発達
脳に流れる血液の量が増えるので、子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防することができます。
「ハ」:歯の病気予防
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用もあり、むし歯や歯肉炎の予防につながります。
「ガ」:ガンの予防
唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品の発ガン性を抑えるので、ガンの予防につながります。
「イー」:胃腸快調
消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。また胃腸の働きを活発にします。
「ゼ」:全力投球
身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
これは覚えやすいですね。
子供にとっても「言葉の発達」「脳の発達」「虫歯の予防」「全力投球」などいいことばかりですね。
「よく噛む子はよく育つ」なんていう言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、科学的にもきちんと根拠があるんですね。
習慣ですから、子供の時から意識させておきたいものです。
大人にとっても、「肥満防止」「ガンの予防」「胃腸快調」などメリットは多いですね。
たかが噛むことですが、日々意識するだけで生活習慣病の改善にもなりますから、善は急げで取り組んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
現代人の噛む回数の平均は一口10~20回。目安はプラス10回の一口30回を目指しましょう!
噛むことのメリットは沢山!子供の発育にも大きく影響します。
人間は意識しないと忘れてしまうもの。標語「卑弥呼の歯がいーぜ!」は楽しく覚えられますから、特に子供のいる家庭は、家に貼っておいてもいいかもしれませんね。