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国民栄誉賞の基準や賞金・年金は?特典から辞退拒否の歴史も見てみよう

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女子レスリングの伊調馨選手がリオ五輪で4連覇を達成したことで、国民栄誉賞の授与が検討されています。

誰も文句の言えない素晴らしい記録ですので、是非受賞して欲しいですが、そもそも国民栄誉賞の基準や賞金等はどうなっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そんな国民栄誉賞について、基準や賞金・年金から歴代受賞者や辞退者まで調べてみました!辞退者の理由や没後受賞など意外と知らない事実があって興味深いと思いますよ。

 

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国民栄誉賞とは

内閣総理大臣表彰の一つで、時の内閣総理大臣が以下の目的に照らし合わせて、適当と思われる者に対して表彰する賞になります。

 

この表彰は、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えることを目的とする。

参考元:国民栄誉賞について - 内閣府

 

1977年に王貞治選手が世界本塁打記録を樹立したことがきっかけで作られました。

 

贈呈されるものについては、内閣府のHPにきちんと「表彰状及び盾」と明記されています。

その後に「表彰に当たっては、記念品又は金一封を添えることができる」とも書かれているので、賞金・年金といった特典がありそうな気もしますが、基本的には賞金も年金もないようです。

 

確かに名誉の賞であってお金じゃないですからね。

まさか、お金欲しさでこの賞を狙っている人はいないでしょうし。狙ってとれる賞でもないですけど。

 

ちなみに全く別物ですが、年金が支給される制度としては、文化功労者制度というものがあります。

文化の発展向上に貢献した方に与えられるものですね。

なんと受賞すると終身年金として、その方が生存する限り年額350万円支給されるようです。ちなみに非課税で所得税はかかりません。

 

文化功労者制度を創設することで、文化の発展向上への貢献者に対して終身年金(現在年額350万円)が支給される仕組みをつくったのです。(中略)支給される終身年金は、非課税であり、所得税がかかりません。文化功労者が生存する限り支給されることになります。

 

引用元:文化勲章と文化功労者の違いって何? [社会ニュース] All About

 

こちらも、もちろん狙ってとれるものではないですが、最近ですと川淵三郎さんや黒柳徹子さん等が受賞されています。


過去の受賞者について

国民栄誉賞の過去の受賞者は以下のとおりで、2016年8月現在で、22人と1団体が受賞されています。

 

昭和52年(1977) 王貞治  プロ野球選手
昭和53年(1978) 古賀政男  作曲家 (没後受賞)
昭和59年(1984) 長谷川一夫  映画俳優 (没後受賞)
昭和59年(1984) 植村直己  登山家・探検家 (没後受賞)
昭和59年(1984) 山下泰裕  柔道選手
昭和62年(1987) 衣笠祥雄  プロ野球選手
平成元年(1989) 美空ひばり  歌手 (没後受賞)
平成元年(1989) 千代の富士貢  力士
平成4年(1992) 藤山一郎  歌手
平成4年(1992) 長谷川町子  漫画家 (没後受賞)
平成5年(1993) 服部良一  作曲家 (没後受賞)
平成8年(1996) 渥美清  映画俳優 (没後受賞)
平成10年(1998) 吉田正  作曲家 (没後受賞)
平成10年(1998) 黒沢明  映画監督 (没後受賞)
平成12年(2000) 高橋尚子  マラソン選手
平成20年(2008) 遠藤実  作曲家 (没後受賞)
平成21年(2009) 森光子  女優
平成21年(2009) 森繁久弥  俳優 (没後受賞)
平成23年(2011) なでしこジャパン  サッカーチーム
平成24年(2012) 吉田沙保里  レスリング選手
平成25年(2013) 大鵬幸喜  力士 (没後受賞)
平成25年(2013) 長嶋茂雄  プロ野球選手
平成25年(2013) 松井秀喜  プロ野球選手

参考元:国民栄誉賞(こくみんえいよしょう)とは - コトバンク

 

いやー、そうそうたる顔ぶれですね。

こうして見てみると、スポーツ選手の受賞者が圧倒的に多いですね。23人(1団体含む)のうち、10人がスポーツ選手です。

 

また気になることとしては、12人の方が亡くなられてからの受賞となる没後受賞なんですね。

何かきっかけがないと表彰できない賞ですから、仕方がない部分もあるのだと思いますが、やはり生前に授与して欲しいですよね。

半分以上が没後受賞というのは正直驚きました。

 

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辞退や拒否の理由

そんな栄誉ある賞ですが、過去に3名だけ辞退・拒否した方がいらっしゃいます。以下の方々になりまして、辞退理由と共に紹介しますね。

 

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福本豊

<打診時期>1983年

<辞退理由>「呑み屋にも行けなくなる。また王さんのような野球人になれる自信はなかった。記録だけでなく広く国民に愛される人物でないといけない」ということで自ら解釈して辞退。

 

古関裕而

<打診時期>1989年

<辞退理由>没後受賞であったが、親族が辞退

 

イチロー

<打診時期>2001年及び2004年

<辞退理由>「国民栄誉賞をいただくことは光栄だが、まだ現役で発展途上の選手なので、もし賞をいただけるのなら現役を引退した時にいただきたい」と固辞。

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参考元:国民栄誉賞 - Wikipedia

 

別に呑み屋にいっても問題はないと思いますが、国民のお手本みたいな位置づけの賞ですから、プレッシャーはかかるのでしょうね。福本さんは非常に謙虚な方なのだなと思いました。

 

イチロー選手は2回打診されて2回とも断ってるんですね。イチロー選手らしいカッコよすぎるコメントです。

2016年の日米通算世界最多安打記録達成時も当然受賞基準は満たしているのでしょうが、流石に3回目の打診とはならなかったようです。本人がこういうなら、引退時に授与するしかないですからね。

引退する際には間違いなく受賞されることと思います。イチロー選手なら誰も文句は言えませんね。


まとめ

国民栄誉賞の基準は非常に曖昧ながら、時の総理大臣が広く国民に愛され顕著な業績をあげた者に送る賞となっています。

賞金・年金などの特典はなく、表彰状と盾が贈呈されます。

過去の受賞者をみると圧倒的にスポーツ選手が多いようです。辞退者も3人のうち、2人がスポーツ選手です。

没後受賞者が半分以上を占めるので、是非生前に授与されるケースが今後は増えていってほしいですね。