ツイッター買収はなぜ必要?理由や金額、ユーザーへの影響はどうなる?
ツイッター買収の報道がたびたびされています。
買収を検討している会社は、誰もが知っている一流企業ばかりです。
そんなツイッター買収に関する背景や買収金額、そしてユーザーへの影響等について考えてみました。
買収が現実的なものとなれば、今後のSNS業界にとって大きな衝撃となることは必至ですから要チェックですよ!
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買収理由について
ツイッターが買収されるというニュースが連日取り上げられています。
米ツイッターが米顧客情報管理(CRM)大手のセールスフォース・ドットコムや米グーグルを含む複数の企業から買収の打診を受けたと報じた。近いうちに正式な買収提案を受ける可能性もあるという。
買収の名乗りを上げている会社もそうそうたる企業ですね。
記事にもありますが、以下のような企業の名前が挙がっています。
米グーグル
ディズニー
マイクロソフト
米顧客情報管理(CRM)大手のセールスフォース・ドットコム
グーグル やディズニーをはじめ、アメリカを代表する企業ばかり。
買収が現実のものとなれば、大騒ぎになりそうです。
次に、買収理由について考えてみましょう。
これはツイッターと買収する企業の双方から考える必要があります。
まずツイッターですが、最近業績が低迷しています。
下の記事にあるように、売上高が低迷し、サービスの見直しを推進しているところなのですが、優秀な社員の離職が止まらず、一部事業の売却等がたびたび報道されていました。
利用者や売上高の伸びが鈍化しているツイッターは業績の改善に向け、サービスの見直しなど構造改革を進めている。ただ、今年1月には中核幹部が大量に離職。同社を巡っては、一部事業の売却や他のIT(情報技術)企業による買収観測がたびたび浮上している。
最近では広告の質も落ちてきたなんていう話も出ていて、ユーザーの間でも業績不振のせいではないか、と噂になっています。
(参考)http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1609/26/news124.html
こうした状況を打開するべく、ツイッターとしてもテコ入れが必要で、買収提案を受け入れざるを得ないという訳です。
一方、ツイッターを買収する側のメリットは一体どういったものがあるのでしょうか?
やはり買収側が注目するのは、ユーザー情報ですよね。ツイッターは現在約3億人が使用しているということですから、このユーザー情報は相当な資産です。
3億人集客しようと思ったら大変です。日本人全員でも全然足りない数ですから、どれだけ凄まじい数かお分かりになると思います。
この巨大なユーザー情報が手に入るので、企業がこぞってツイッターを欲しがるわけですね。自分の会社の商品とコラボして、ユーザーに提供することも出来るでしょう。
以上のように、双方にメリットがあると判断した場合に企業買収が成立します。
現在の状況をみると、ツイッターも、買収する企業も「買収」が必要だと十分言えそうですから、実際にどこまで話が進んでいるのか分かりませんが、あり得ない話ではないと考えています。
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ツイッターを買収するときの金額
次に買収することになった場合の金額について考えてみましょう。
企業の価値というのは、将来どの程度のキャッシュフローが生み出されるか、といったことをベースに算出されますから、その前提次第で金額は全く異なってきます。
買収する側が将来の価値をどう判断するか、ということに依存する訳ですね。
ただ、一般的にはその時の企業の時価総額が指標となることが多いです。
簡単にいってしまえば、発行株式の時価総額ですね。
一部の報道では買収金額は300億ドル(3兆円)程度になるといった数値も出ていますが、現在の時価総額は120億ドル程度とのことですから、おそらく120億~300億ドルあたりで落ち着くものと思います。
下記の記事にもありますが、少なくとも100億ドル以上(1兆円以上)にはなりそうですね。
金融危機以降、100億ドルを超える買収はほとんど発表されていない。ツイッターの最近の時価総額(約120億ドル)に基づけば、ツイッターの買収価格は100億ドルを超えるはずだ。
金融危機後、100億ドルを超える買収はほとんどないですから、もし実現すればとてつもないニュースとなるでしょう。
ユーザーへの影響は
気になるユーザーへの影響ですが、あくまでユーザーのサービス向上を目的にツイッターも買収を受け入れることになるでしょうから、一般ユーザーは今まで通り使えることになると思います。
「ツイッター」という名前が変わるかもしれませんけどね(笑)
あとはどこが買収するかによって、向上する機能は違ってくることになるでしょう。
個人的には、現在名前が挙がっている企業の中では、グーグルが現実的かなと考えています。
グーグルといえば、IT業界において常に革新的なサービスに挑戦している一方で、モバイル事業には若干遅れをとっている印象です。
一方ツイッターのユーザーは、そのほとんどがモバイルからのアクセスです。
もしグーグルがツイッターを買収することになれば、モバイル事業にもグーグルらしい革新的なサービスが提供されることになるかもしれませんね。
いずれにしても、買収が実現すれば今後のSNS業界には衝撃を与えることは間違いないので、要チェックです!
まとめ
ツイッター買収の報道がたびたびされるようになりました。
ツイッターと買収する企業側の双方にメリットがあるようです。
買収金額は少なくとも100億ドル(1兆円)以上にはなるでしょう。もし成立すれば、最近では超大型買収案件になります。
ユーザーへの影響は、あくまでサービス向上を目的に行うため、通常どおりに使えると考えます。買収する企業によっては、ユーザーにとってもメリットを享受することが出来そうです。
今後のSNS業界に大きなインパクトを与えるニュースですから引き続き注視しましょう。