リポビタンDの成分やカロリー!効果が出やすい時間と寝る前の注意点
大正製薬が発売する「ファイト・一発!」のCMでお馴染みの栄養ドリンク剤『リポビタンD』。
誰もが一度はCMを見たことがあるのではないでしょうか?
意外と知られていない歴史から、成分・効果に加えてカロリーまで調べてみました。
身体のためにもしっかり理解した上で、摂取していけるといいですね。
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リポビタンDとは?50年以上続く超ロングセラー
歴史について調べてみると、流石は超ロングセラー。なんと誕生したのは今から50年以上も前の1962年だそうです。
当時の日本は高度経済成長真っ只中。アメリカに追いつけ、追い越せのイケイケドンドンだったでしょうから、サラリーマンたちの疲労回復のニーズがあったのでしょう。
翌年の1963年には、当時巨人軍のスーパースターだった、世界のHR王の王貞治さんがCMに起用されたことでますます知名度が上がったようですね。
日本の成長と共にリポビタンDも成長してきたのだと思うと、なんだか感慨深い商品ですね。
成分やカロリーは?また疲労回復効果のメカニズムについて
<リポビタンDの成分について>
●リポビタンDは、1本中にタウリン1000mgとイノシトール、ビタミンB群などを配合した100mLドリンク剤です。
●主成分のタウリンは「含硫アミノ酸」という栄養成分の一種で、体の各組織に存在しています。
主成分は「タウリン」みたいですね。
ここでは主成分であるタウリンの役割から、リポビタンDの効果を考えてみたいと思います。
<タウリンの効果・役割について>
タウリンの主な効果・役割は以下のとおりです。
○心筋の収縮力を高めることにより、血流量を増やし、うっ血性心不全を予防
○肝臓の解毒作用の強化により、アルコール障害を改善。またアミノ酸であるため、肝臓病予防や治療効果もあります
○胆汁酸の分泌促進によりコレステロール胆石を溶解。またコレステロール排泄を促進し、善玉コレステロールを増加させる
参考元:タウリンが不足すると
要は、肝臓の働きをサポートするのが、タウリンの主な効果・役割ということですね。
皆さまは肝臓の働きをご存知でしょうか。小中学校の時の理科で習ったような記憶があっても、改めて聞かれると意外と知らないですよね。
肝臓といえば、お酒を飲みすぎた時位しか思い出さない方が多いと思いますが、アルコールの代謝以外にも多くの働きをしており、実は、疲労と肝臓は密接な関係にあります。
肝臓の役割は主に以下の3つのようです。もちろん、その他にも沢山あるようですが、ここでは主な役割ということでざっくり説明させて頂きます。
○胆汁をつくり、消化を助ける
○栄養素を加工・貯蔵する
○毒を中和する
肝臓は消化を助け、消化した栄養素をエネルギーに加工したり、消化の際に発生した毒素を分解するという役割を担っているのですね。
なので、肝臓が弱っていると、エネルギ―が弱くなってしまうことに加え、毒素が体内に残って、結果として疲労感を感じやすくなるという訳です。
そこで、タウリンが1000㎎配合された「リポビタンD」を飲むことで肝臓を元気にするから、疲労回復の効果があるんですね。
ただ飲んでシャキっとするよりも、仕組みを理解することも自分の身体のためには大切ですね。
<カロリー値は>
また、気になるリポビタンDのカロリーですが、1本で74カロリーのようです。
あまり飲みすぎは良くないですが、1日1本程度なら、そこまで気にするカロリーではないかもしれませんね。
効果はそのままに、カロリー控えめ58カロリーの「リポビタンDライト」というものもあるようですから、気になる方はこちらをお飲みになられてもいいかと思います。
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効果が出やすい時間帯について。寝る前に飲んではいけない!?
ちなみに効果が出やすい時間帯などはあるのでしょうか。
リポビタンDを販売している大正製薬の方のコメントが載っているサイトがあったので
ご紹介します。
リポビタンシリーズの場合、一般的には疲れた後、すぐに飲むと、早く疲労回復ができる商品としてご紹介しています。
ある程度即効性があるということなのでしょうね。
疲れを感じた直後に飲むのがベストということです。
確かに、残業続きで疲れが溜まったなというときに飲んだことがあるのですが、急に元気が出てきた記憶があります笑
また 、リポビタンDには、無水カフェインが50㎎入っています。
無水という言葉が気になりますが、通常のカフェインと効果は変わらないようですね。
要するに、コーヒー等に入っているカフェインと同様ですから、眠気を取り除いたり、脳を活性化させて疲労を解消させる効果があるようです。
だとすれば、寝る前は当然飲まない方がいいですね。
「ファイト・一発!」の後にすぐに就寝する方もいないと思いますが(笑)
持続性もありそうですから、ゆっくり休みたいときは、控えた方が良さそうです。
ただ、最近では、ノンカフェインタイプのものも出ていますから、もし就寝前に飲んで、寝起きまでには身体を回復させたい!という場合には、ノンカフェインタイプのものを飲むといいでしょう。
まとめ
50年以上も続くロングセラーであるリポビタンD。忙しく働くビジネスパーソンなら、一度はお世話になっているのではないでしょうか。
日本の経済発展と共に歩んできたと考えると、なんだか感慨深い商品ですね。
カロリーオフやノンカフェインタイプの商品もありますから、効果や用法・用量を守って使っていきたいですね。
今日も1日元気にがんばりましょう!