ヒラリー・クリントンとトランプの支持率推移から結果を予想する【2016アメリカ大統領選】
いよいよ2016年の大統領選挙が始まります。
討論会を終わった段階では、ヒラリー・クリントン候補の勝利確実といった報道もありましたが、直前になって状況が一遍しているようです。
そんな大注目の大統領選挙について、支持率推移から大胆に結果を予想してみました。
最新情報も随時アップデート中です。
今後の日本の政策運営においても、非常に重要なイベントですから要チェックですよ!
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2016大統領選の日程確認!
まずは2016年大統領選の日程を確認しておきましょう。
日程は11月8日(火)になります。
日本時間では11月9日(水)ですね。
中途半端な日程だな、と思われた方も多いかと思いますが、大統領選の日程はルールが決まっており、例年「11月の第1月曜日の次の火曜日」となっているんですね。
このあたりの豆知識的な情報は、以下でも紹介していますので、合わせてご確認下さいね。
(参考)2016アメリカ大統領選の日程はいつ?為替・株価への影響予想も
ヒラリーとトランプの支持率推移
まずは、直近約1か月における計3回の討論会のタイミング毎における支持率の推移を見ていきましょう。
第一回候補討論会(9月26日)
ヒラリー 46.6% vs トランプ 44.3%
<討論会内容>
今回の討論会は、クリントン候補の勝利、討論の間にダウ平均先物が100ドル以上上昇、ドル高が進んだのを見てもそれは明らかだったのではないか。
ヒラリー・クリントン候補は無難にこなす一方、トランプ候補はこれまでのメチャクチャな態度を改め、大統領候補らしい振る舞いをみせたが、逆に良さを無くしてしまった印象が強かったようです。
更に後半はイライラしているのが全面に出てしまい、経験の差からもヒラリー・クリントン候補が優勢だったという意見が多かったです。
第二回候補討論会(10月9日)
ヒラリー 47.5% vs トランプ 42.9%
<討論会内容>
討論の内容自体は、やはりクリントン候補の方が一枚上、トランプ候補は質問に対してまともに答えようとしない場面も多く見られ、問題を理解しているのかさえも疑わしい部分もあった。
トランプ候補の女性を軽視する発言で険悪な雰囲気が漂う一面があるなど、やはりトランプ候補の資質的な問題が明るみになった討論会となりました。
第一回に続き、第二回討論会もヒラリー・クリントン候補の勝利という見方が多かったようです。
第三回候補討論会(10月19日)
ヒラリー 48.6% vs トランプ 42.1%
<討論会内容>
一方クリントン候補は、相変わらず質問にはそつなく答えるし、特に悪い部分も見当たらなかったが、トランプ候補の人間性やアクの強さにはやや押され気味。最後まで彼を理論で打ち負かすには至らなかったというのが正直なところだろう。
第三回はヒラリー・クリントン候補は特別優れた点があるという訳はなかったものの、特に悪い部分もなく卒なくこなしたという印象でした。
一方トランプ候補は過激な発言を控えた印象で、期待が低かった分、悪くなかったという評価が多かったようです。
計3回の討論会と支持率の推移をみても、ヒラリー・クリントン候補が着実に支持率を上げているのに対し、トランプ候補は逆に少しですが支持率を落としていることが分かると思います。
やはり討論会の場では、大統領の資質というものを見られるということもあり、総じてヒラリー・クリントン候補の勝利と言えると思います。
第3回の討論会を終えた段階で、ほぼヒラリー・クリントン候補で大統領は決まりという報道さえされておりましたが、直前になって状況が一変します。
国務長官在任中に私用のメールアドレスを公務に使っていた問題について、FBI=連邦捜査局が捜査を再開したことで、共和党のトランプ候補が攻勢を強めています。
私用メールを公務に使っていた問題が、FBIが捜査を再開したことで、再び脚光を浴びてしまったことが原因です。
これを受けて、ヒラリー・クリントン候補46.4%に対して、トランプ候補44.8%と僅か1.6%まで接近しました。しかも11月に入ってからの出来事です。
これで結果が全く分からなくなっている、というのが現状でしょう。
しかし、ちょっとしたスキャンダルで行方がガラリと変わってしまうのも、いかがなものかと思うのは私だけでは無いでしょう。
きちんと政策で決めて欲しいですよね。
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<追記>
ちなみに、最新の情報では、以下になります。
(参考)クリントンがトランプに支持率4ポイントリード 最新世論調査 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
メール問題が出た後においても、クリントン候補が4ポイントリードということですから、やはりヒラリー・クリントン候補がやや優勢のようですね。
ただ予断を許さない状況が続いていますから、要チェックですね。
最新情報が出次第、追記出来たらと思います。
<追記2>
11/6(月)にヒラリー・クリントン候補のメール問題について、大きな進展がありました。
FBIが訴追を求めない、というものです。
これで一旦メール問題は決着しました。
(参考)「クリントン氏の訴追求めず」、米FBIがメール再捜査で結論 (ロイター) - Yahoo!ニュース
この報道を受け、ヒラリー・クリントン候補の勝利がかなり有力なものとなり、一気に104円台まで円安が進みました。
予断が許さない状況が続くものの、ヒラリー・クリントン候補が勝利する確率がかなり高まったことは事実でしょう。
結果予想について
そんな大接戦のアメリカ大統領選ですが、上述したとおり、ここにきて全く状況が分からなくなってきました。
ややヒラリー・クリントン候補が優勢ですが、その差は僅かです。
しかも、今回の選挙は嫌われ者同士の戦いとも言われ、「いずれにも投票しない」としている層が4分の1近くいるとも言われています。
彼ら、彼女らの票がどちらに転ぶかで結果も全く異なってくるでしょう。
それでもやはり政治経験が一切ないトランプ氏に大統領を任せていいのかという声も多くあがっており、市場関係者の間ではヒラリー・クリントン候補が優勢なのでは、という意見が多いようです。
私も最終的には、現実的な選択をアメリカ国民もするだろうと考えており、現段階ではヒラリー・クリントン候補が大統領になると予想します。
ただ、イギリスのEU離脱もそうでしたが、最近は「まさか!」という結果になることが多いですから、最後まで目が離せませんよ!
まとめ
支持率推移を3回の討論会毎に見ていくと、ヒラリー・クリントン候補が着実に上げているのに対し、トランプ候補は若干下げてしまう形に終わり、討論会はヒラリー・クリントン候補の勝利に終わりました。
ただし、直前の11月になって、ヒラリー・クリントン候補の私用メール問題が再び脚光を浴びて、状況は全く分からなくなっています。
それでも、最終的にはアメリカ国民も、政治経験のないトランプ候補を大統領にすることには躊躇し、ヒラリー・クリントン候補が大統領になると予想します。
ただ、イギリスのEU離脱のように当日になってみないと全く分かりませんから、予断を許さない展開が続くことでしょう。
結果次第では日本にも大きく影響してきますから、要チェックですよ!
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