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道下美里の身長体重!かわいい笑顔の裏にあるマラソンを始めたきっかけとは

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リオ五輪盲人女子マラソンの日本代表となった道下美里選手。

彼女の明るい笑顔から勇気をもらっている方も多いのではないでしょうか。

そして、この種目はリオから正式種目になったとのことで、五輪初のメダル獲得に道下選手への期待も高まっています。世界記録を樹立したこともある道下選手なら金メダルも夢ではありません!

そんな彼女の身長・体重といった基本的なプロフィールから、笑顔の裏にあるマラソンをはじめたきっかけまでリサーチしました!

 

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道下美里のプロフィール

まずは簡単に道下美里選手のプロフィールについてみてみましょう。

 

名前:道下 美里(みちした みさと)

生年月日:1977年1月19日(39歳)

出身地:福岡県

所属:三井住友海上

身長:144cm

体重:非公表

 

身長は144cmで大分小柄な選手ですね。

30代の日本人女性の平均が身長158cm、体重51㎏ですから平均と比べても大分小さいです。

小柄な選手で実績もあるマラソン選手と言えば、アテネ五輪で金メダルを獲得した野口みずき選手。ただ彼女でも身長150cm、体重40kgですから、道下選手は本当に小さなランナーであることが分かります。

基本的にマラソン選手は体重を相当絞っていますから、野口みずき選手を参考にすると体重も35kg前後といったところではないかと思います。

この小さな体のどこから42㎞を走りきるパワーが出てくるのでしょうか。驚きですよね。

 

そして、道下選手といえばやはり病気のことを避けては通れません。

小学4年生の時に、右目が見えなくなる病気が発症しました。

中学生になって手術を受けましたが、失敗してしまい右目を失明されています。

その後、短大卒業後に調理師免許を取得して、これから社会で活躍していこうという矢先に、左目まで発症してしまいました。

 

膠様滴状角膜ジストロフィーという病名です。

 

日本人の3万人に1人がかかると言われている、目にアミロイドというたんぱく質が溜まり失明してしまう病気です。

道下選手の場合は、両目で発症してしまい、今は少し光を感じることが出来るくらいでほとんど見えません。

 

遺伝性の病気で、原因遺伝子の特定までは出来ているようですが、発症するメカニズムに加え、再発防止や治療方法等はまだ解明・開発されてないようです。

遺伝子検査等の技術の進歩が目覚ましい昨今ですから、是非治療方法を今後確立してほしいですね。


マラソンをはじめたきっかけについて

そんなハンデを乗り越えて、マラソンに挑戦するきっかけは何だったのでしょうか。

大学卒業後は調理師を目指していた訳ですから、なにかきっかけがあるはずですよね。

 

その時のわたしは夢をもつことは、もうこの先ないかもしれないと、人生にあきらめと絶望を感じていました。日常的に運動の機会も減り、そんな中でも何か始めなければと思い通い始めた盲学校。

 

引用元:福岡からパラリンピック選手を!マラソンを通して感動を分ち合いたい|データ・マックス NETIB-NEWS

 

やはり左目まで発症してしまったときには、相当な絶望を味わったそうです。20代の若さで失明となったのですから、当たり前でしょう。

しかし凄かったのは、そこで何か始めなきゃと、自分を奮い立たせて盲学校に通ったことが彼女の転機でした。行動すれば何かが変わるってやつですね。

 

そこで、目が不自由でも走れることを教わりました。安全な場所、伴走してくださる方がいれば走れる!学校の体育の授業でグラウンドを久しぶりに、風をきって走ったときの爽快感は、今でも忘れられません。それからダイエットのつもりで放課後ランニングを始めました。

 

引用元:福岡からパラリンピック選手を!マラソンを通して感動を分ち合いたい|データ・マックス NETIB-NEWS

 

盲学校での体育の授業で、目が不自由でも伴走者がいれば走れることを教わったことが大きかったようです。盲学校に通う前は引きこもりがちで体重も増えていたとのことでですから、最初はダイエットのつもりで始めたんですね。

健全な精神は健全な身体があってこそですから、マラソンを通じて身体を動かすことで、引きこもり気味で塞ぎこんだ気持ちも解消することが出来たのだろうと思います。

 

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リオ五輪でのメダル獲得の可能性

そんな初めはダイエットで始めたマラソンでしたが、どんどん記録を伸ばしてきています。

以下が記録推移になります。

 

2014年 4月 IPCマラソンワールドカップ/ロンドンマラソン 2位 (3時間9分40秒)
2014年 12月 防府読売マラソン(2時間59分21秒)
2015年 4月 IPCマラソン世界選手権/ロンドンマラソン (3時間3分26秒)
2015年 12月 防府読売マラソン(IPCの部)優勝(2時間59分32秒)
2016年 2月 別府大分毎日マラソン視覚障がいの部優勝(3時間3分42秒)

参考元:道下 美里 | 注目選手 | パラサポ(日本財団パラリンピックサポートセンター)

 

なんと驚くべきは、2014年12月にマークした2時間59分21秒は当時の世界記録だったということ。

 

ダイエットで始めたマラソンが、世界記録って本当に凄いですよね。

聞くと週に6日、午前を中心に2時間以上練習されており、相当な努力家であることが伺えます。月に最低300キロは走りこむというから練習量がものすごいです。

 

彼女は走ることが好きなんですね。常に笑顔で練習に取り組んでいる印象があります。

シドニー五輪で金メダルを獲得した高橋尚子選手も走るのが楽しくてしょうがないと昔言っていました。金メダル獲得後のインタビューでの「凄く楽しい42キロでした」というコメントには驚いた人も多いと思います。

やはり「好きこそものの上手なれ」ですね。

 

ちなみに盲人マラソンの場合、もちろん一人では走ることが出来ません。常に伴走者が必要なんですね。輪にしたロープを伴走者と握り合って走るのですが、そのロープの名前は「絆」と呼ばれているようです。

 

ですから練習から常に伴走者と二人三脚での戦いになります。

当然同じ距離を走ることになりますから、伴走者もトレーニングが欠かせません。そういった意味でも、なかなか伴走者を見つけるのも苦労するそうですが、彼女のもとには「チーム道下」が結成され複数の伴走者がついています。

彼女の笑顔で楽しく懸命に挑戦する想いに共感する人が多かったから、このようなチームを結成できるまでの形になったのだと感じました。

 

そしてリオでのメダルですが、元世界記録保持者でもありますから、当然メダル獲得候補筆頭でしょう。世界記録は破られてしまったものの、リオ五輪出場が夢ということでこの大会に標準を合わせて徹底的にトレーニングを積んできたとのことですから、期待は更に高まります。

そんな期待も込めて金メダルを予想します!

 

ちなみにこの盲人マラソンという種目は、リオ五輪から正式種目になりました。

初の金メダルを是非道下さんにかけてもらいたいですね!


まとめ

リオ五輪女子盲人マラソンの日本代表となった道下美里選手。

両目を失明した絶望から、何気なく始めたマラソンが後の彼女の運命を大きく変えることになりました。

笑顔で走る彼女から勇気をもらう方も多いことでしょう。

世界記録を樹立したこともある道下選手ですから、リオ五輪でのメダル獲得は濃厚です!

頑張れ、道下選手。応援しましょう!