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ブラック企業大賞2016はなぜ「電通」?選定基準や理由と歴代結果一覧まとめ

f:id:simple_life_design:20161223121615j:plain2016年12月23日にブラック企業大賞が発表され、大賞は「電通」に決定しました。

今年は各メディアで多く取り上げられましたからね、やっぱりという感じもしますが、ブラック企業の定義やどのように決めているのか知らない方も多いのではないでしょうか?

そこで、ブラック企業大賞の選定基準や理由、そして歴代大賞の結果までまとめてみました。

この結果から、自分も被害者とならないために会社との付き合い方をじっくり考えるきっかけにしてみても良いと思いますよ。

 

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ブラック企業大賞2016は「電通」に決定

ブラック企業は「電通」に決定しました。

なんとも不名誉な賞ですが、大賞ですから授賞式と記念品贈呈があります。

 

過去の記念品ではトロフィー・賞状に加えて六法全書もあったのだとか。

「労働基準をもう一度しっかり考えてね」ということなんでしょうね。なんとも皮肉が凄い式典ですね。

 

電通が選ばれた理由を選考基準と共に、次で細かくみていくことにしましょう。

 

選考基準や理由は?

そもそもブラック企業大賞は誰が決めているかということですが、『ブラック企業大賞企画委員会』という組織が存在します。

ブラック企業から社会構造の問題等を広く伝えて、企業そして社会全体の向上を目指していくことを目的としている団体・組織です。

 

メンバーは以下のとおり、作家、弁護士や大学教授から映画監督までと非常に幅広いメンバーで構成されています。

 

古川琢也(ルポライター)

白石 草(OurPlanet-TV 代表)

河添 誠(首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長)

佐々木亮(弁護士)

川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)

松元千枝(レイバーネット日本)

内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)

須田光照(全国一般東京東部労組書記長)

水島宏明(ジャーナリスト・法政大学教授)

竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学教授)

土屋トカチ(映画監督)

(参考元)ブラック企業大賞: ブラック企業大賞とは

 

そして、この『ブラック企業大賞企画委員会』は、ブラック企業を以下のとおり定義しています。

 

①労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業、②パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)。

 

引用元:ブラック企業大賞: ブラック企業大賞とは

 

明確な定量的な基準はないものの、定性的には以下の2つを満たす企業と定義つけているようですね。

 

①労働法を犯している、またはその可能性がある

②パワハラ等が常態化している体質となっている企業

 

どうしても会社の内部事情までは外からでは分かりませんから、アバウトな表現にはなってしまうのはある程度仕方はないのかもしれません。

認定された企業としては、納得がいかないでしょうけど。。。

 

ただし、これだけだと漠然とし過ぎているので、更にブラック企業を見極める指標として、以下の項目を設けています。

 

●長時間労働
●セクハラ・パワハラ
●いじめ
●長時間過密労働
●低賃金
●コンプライアンス違反
●育休・産休などの制度の不備
●労組への敵対度
●派遣差別
●派遣依存度
●残業代未払い(求人票でウソ)
※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。

 

引用元:ブラック企業大賞: ブラック企業大賞とは

 

以上の定義と指標を基に、ブラック企業大賞に相応しい企業か否かを判断してくことになるんですね。

 

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ブラック企業大賞の決定プロセス

続いてどのように大賞を決めていくのか、ですが『ブラック企業大賞企画委員会』がまずは大賞候補10社程度をノミネートします。

基準は先に挙げた定義や指標に照らし合わせて決めていくのだと思います。

 

そして、その中から事前のネット投票と当日の会場投票の得票率等から総合的に判断して大賞を決めるという流れになります。

ちなみに2016年のノミネートは11社あり、以下のとおりとなりました。

 

1.株式会社エイジス

2.株式会社 電通

3.株式会社 ドン・キホーテ

4.株式会社プリントパック

5.関西電力株式会社

6.佐川急便株式会社

7.サトレストランシステムズ株式会社

8.宗教法人 仁和寺

9.ディスグランデ介護株式会社(「茶話本舗」FC企業)

10.日本郵便株式会社

11.DWE JAPAN株式会社

 

電通、ドン・キホーテといったピンとくる企業もあれば、仁和寺といった宗教法人も対象になります。

 

そして、その中から2016年の大賞に選ばれた企業は「電通」となりました。

 

選定理由としては、当日の授賞式で以下のとおり読み上げられています。

 

選考理由として、「過酷な状況を放置し続けてきた。日本を代表する人権侵害の企業だ。強い怒りを込めて授与する」と読み上げられた。

 

引用元:ブラック企業大賞に電通、「過酷で人権侵害の状況を放置し続けてきた」 (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース

 

皆さまもよくご存じの、新入社員の方が長時間労働の末に過労自殺に至った事件を発端に明らかとなった過酷すぎる労働環境のことですね。

「鬼十則」というキーワードも各メディアで多く取り上げられました。

 

指標と照らし合わせてみると、「長時間労働」「パワハラ」「長時間過密労働」等の項目で大賞が決まったのだと思います。

流石に電通の場合は「低賃金」という指標には当てはまりませんが、自殺されてしまっていますからね。お金以前の問題です。。。

自殺された方がツイートしていた「1日2時間の睡眠時間確保はレベルが高すぎる」というコメントは恐怖を感じた方も多いのではないでしょうか。

 

ブラック企業大賞発表の授賞式は、ニコニコ生動画で生中継されていたのですが、視聴者の82%が電通が大賞になると予想しており、納得の結果だったようです。

 

歴代大賞の結果一覧

最後に歴代の大賞企業を確認しましょう。

ブラック企業大賞は、2012年から始まり、2016年は第5回目ということになります。

歴代の大賞企業は以下のとおりです。

 

第一回(2012年) 東京電力株式会社

第二回(2013年) ワタミフードサービス

第三回(2014年) 株式会社ヤマダ電機

第四回(2015年) 株式会社セブンイレブンジャパン

 

どの企業も、劣悪な労働環境で過労死を出してしまっている企業ですね。

そしてやはりニュースで取り上げられるような大企業ばかりです。

日本では中小企業が9割以上を占めていると言われていますから、そういった意味では、氷山の一角なんでしょうね。

部署や上司との巡り合わせ等もありますから、一概にその企業の全てが悪いとは思いませんが、やはり過労死が出てしまう環境は異常といっていいとは思います。

 

ただ、やはり個人の意識も変えていかないといけないかなと感じます。

結局最後は会社は助けてくれませんからね。

あまり会社には執着せず、いつでも辞められるような実力をつけておくことが大事なのでしょう。

いつでも辞められるという選択肢があれば、とくに会社に大してビクビクする必要もないですからね。

ちょっと「会社にやられているな」と思う方は、会社との付き合い方を少し変えるだけで大分楽になったりしますから、時間のあるときに是非考えてみてくださいね。

今の時代は、働き方なんで本当に無数にありますから。

 

ブラック企業に入社してしまい悩んでいる方は、簡単な入門書として以下のような本から入ってみるのもいいかもしれませんね。サラッと読めると思いますよ。

 

 

まとめ

ブラック企業大賞2016は「電通」に決定しました。

選定方法は、まず運営団体である『ブラック企業大賞企画委員会』が大賞候補10社程度をノミネートして、ネットを含む投票結果の得票数等を加味して大賞を決定します。

電通が大賞となった理由は、新入社員の方がパワハラ・長時間労働の末に過労自殺に至った事件を発端に明らかとなった超過酷な労働環境です。選定指標として示される「長時間労働」「パワハラ」「長時間過密労働」等に当てはまっています。

ブラック企業大賞は2012年から開催されており、今年で5回目になります。歴代の大賞企業をみるとどれも大企業で、そして過労死を出している企業ばかりです。

自分を助けてくれるのは最後は自分です。もちろんブラック企業が生まれる社会構造は改善していく必要はあると思いますが、同時に個人としても会社との付き合い方について、しっかり考えることも重要だと思います。

 

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