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都民ファーストってどんな意味?東京都政は小池百合子知事でどう変わったか

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女性初の都知事誕生に沸いた2016年の東京都知事選挙。

その小池百合子都知事は就任僅か1か月たらずで、築地移転問題や東京五輪予算問題など様々な問題に取り組んでおり、しばしば「都民ファースト」という言葉も聞くようになりました。

ただ根回しもそこそこに遂行していくその行動には、賛否両論あるのも事実です。

そんな「都民ファースト」という言葉や小池百合子都知事のプロフィールから、東京都政はどう変わるのかについて考えてみました。

今後のあるべきリーダー像なんかも考えながら、小池百合子都知事の動向を見ていくのも面白いかもしれませんよ。

 

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都民ファーストとは?

小池百合子都知事誕生してからまだ間もないですが、築地市場移転問題から東京五輪まで色々と話題がつきません。

その中でしばしば出てくる「都民ファースト」という言葉。

 

圧倒的な票数で当選を果たし、初登庁した2016/8/2に職員への訓示で「都民ファースト」という言葉が登場して話題になりました。

 

東京都知事選で初当選した小池百合子氏(64)が2日午前、初登庁し、戦後9人目で女性として初めての都知事に就任した。都政改革を訴えて291万票を集めた小池氏は、職員への訓示で「まず都政の透明化、情報公開で都政への信頼を回復したい。なによりも都民ファーストに徹していただきたい」と述べた。

 

引用元:小池氏、都庁に初登庁 職員に訓示「都民ファーストで」:朝日新聞デジタル

 

意味としては、都民を第一(ファースト)に考えるということですね。

レディファーストのようなものでしょうか。女性知事だからこそ出てくるセンスのいいワードだと思いました。

 

確かに舛添知事時代には、都政の透明化、情報公開などが徹底されていない印象が強かったですから、小池都知事のこの理念が定着していくのは、都民にとってはいいことかもしれません。

 

これからの小池百合子都知事の活躍次第ですが、この「都民ファースト」という言葉は流行語大賞の候補にもなるかもしれませんね。

「都民を第一に考える政治とはどのようなものなのか」について、このワードと共に考えていくのも面白いでしょう。

 

小池百合子知事のプロフィール

続いて小池百合子知事のプロフィールをみてみましょう。

 

生年月日 :1952年7月15日(64歳)

出身:兵庫県芦屋市

出身大学: 関西学院大学中退/カイロ大学卒業

前職 :アラビア語通訳/ニュースキャスター

大臣経験:環境大臣(小泉内閣2003-2006)

     内閣府特命担当大臣(小泉内閣2004-2006)

     防衛大臣(安部内閣2007)

 

過去に3つの大臣経験もあるスーパーエリートのキャリアウーマンです。

政治家になる前はアラビア語通訳とニュースキャスターをされていました。

 

アラビア語通訳に至っては、「国際連合の公用語にアラビア語が加わる」という記事を目にしたことをきっかけに、関西学院大学を中退して、急きょエジプトのカイロ大学の留学を決めたのだとか。

当時から、行動力には物凄いものがありますね。

 

そしてその後はテレビ東京の人気経済番組「ワールドビジネスサテライト」のキャスターとして活躍されています。

この番組のキャスターといえば、小谷真生子さんや大江麻理子さんといった実力派ばかりですよね。

このキャスター時代を中心に、経済や政治についての知見を深めていったのだと推測します。

 

ちなみに小泉内閣の大臣時代には、小泉元首相と結婚まで噂されるほど寵愛を受けていたようですが、結局結婚には至らず、現在も独身とのことです。

 

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東京都政はどう変わる?

さて、そんな実力や経験も豊富な小池百合子さんが都知事になることで、都政はどのように変わっていくのでしょうか?

 

就任記者会見の言葉を改めて見てみると、「都民ファースト」に加えて、「見える化」もキーワードになりそうです。

 

東京都は税収が豊かであるが故に、誰がやっても財政が上手く回ってしまい、税収の使い道などが曖昧なままでも特に大きな問題にはなりませんでした。

それが、舛添元知事の政治資金の不正使用疑惑がきっかけで、今以上に都政の見える化・透明化が求められるようになったのです。

 

そうした中で、小池都知事が都政への信頼回復のために立ち上がった訳ですね。

 

小池都知事は、「都政は多くの課題に直面しているが、いつ、誰が、どこで、何を決めたのかを見える化することによって、都政への信頼回復のベースができると考えている。都政全体のあらゆる課題に見える化を広げていきたい」と強調した。

 

引用元:小池百合子東京都知事「都政全体のあらゆる課題を見える化」 | THE PAGE 東京

 

都知事に就任して早速に築地市場の移転問題に着手して、延期することを表明しました。

また、東京五輪予算についても今後1年から1年半かけて徹底的に見える化を図り、削減案をまとめると発表しています。

 

まだ効果まで見えていませんが、着実に変わってきている印象はありますよね。

少なくとも、彼女が当選したことで都政に興味をもった方は多いですから、それだけでも意味のあることだったような気もします。

 

猛反発もあるが、平然としたものだ。「根回しベタといわれるが、根回しをしていたら改革できない」「コンセンサス(consensus)ではなく、コンビクション(conviction)の時代ではないか」と、イギリス元首相サッチャー氏の言葉を引用しながら、力強く語った。

 

引用元:小池東京都知事に聞いた、都政をどう変えるのか?

 

それぞれの決定には猛反発もあり、賛否両論ありますが、「根回しをしていたら改革は出来ない」という言葉は、従来の日本の政治家とはちょっと違う印象ですよね。

 

ちなみに、上記にある「コンセンサス」とは意見の一致のことで、「コンビクション」とは信念・理念といった意味になります。

 

確かにリーダーは、ある程度独裁であってもいいのかもしれませんね。

 

初代Jリーグチェアマンで、現在はバスケットボールの振興にも尽力されている川淵三郎氏がリーダー論について、以下のように述べていました。

 

「リーダーは時に独裁者でいい。しかし、私利私欲を捨てて理念を持たなければ、独裁者になる資格は無い」

 

ただの独裁者では、どこかの国みたいになってしまいますからね。

私利私欲がなく、そして理念がしっかりしているというのが前提です。これは私も同感です。

 

小池新都知事の都政はまだ始まって1か月ちょっと。

今後のあるべきリーダー像といったことも考えながら、彼女の今後の動きを見ていくのも面白いかもしれません。


まとめ

小池新都知事が誕生して、しばしば耳にするようになった「都民ファースト」という言葉。

意味は、都民を第一に考えて、都政の見える化を徹底的に図っていくという小池都知事の理念と言えるものでしょう。

築地市場移転延期や東京五輪の予算問題など、就任まだ1か月ちょっとで、色々と注目を集める行動をしています。

根回しもそこそこに遂行していくその行動力には賛否両論もありますが、期待する都民も多いのではないでしょうか。

今後のあるべきリーダー像なんかも考えながら、小池都知事の動向に注目していきたいと思います。

 

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