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コリジョンルールとは?導入きっかけと名前の意味や由来について

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2016年から日本プロ野球のルールに新しく導入された「コリジョンルール」についてです。

導入是非については賛否両論あるみたいですが、あなたはどうお考えになりますか。

ルール内容に加え、そもそもの導入きっかけ、名前の意味や由来などを解説しています。

 

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コリジョンルールとは?

 

「コリジョンルール」について、野球規則等に明文化されたのは以下のとおり(要約)。

1.走者の捕手または野手への体当たり禁止

2.捕手または野手の走者へのブロック、走路の封鎖禁止

3.送球が逸れる等やむを得ない場合、捕手または野手の走路侵入は許されるが、走者と激しい接触を避ける努力をする

4.球審が悪質で危険な衝突と判断した場合には、該当選手に警告または退場処分を下す

 

引用元:「コリジョンルール」で何が変わった?ベースボール・グラフィック・レポート - スポーツナビ

 

簡単に言えば、ランナーが本塁に突っ込んでくる際、キャッチャーに体当たりするプレーを禁止しますよ、というルールですね。

このプレーを「クロスプレー」と呼ぶのですが、手に汗にぎるプレーであると同時に、怪我を誘発する危険なプレーであった訳です。

確かに、明らかに意図的にぶつかりにいって、キャッチャーを吹っ飛ばすシーンを一度は見たことがあると思います。あそこまでいくと、もはや野球ではなく格闘技といった感じですよね。

 

導入したそもそものきっかけは?

 

このルールは2015年、メジャーリーグで新設された。きっかけは11年、SFジャイアンツの主砲兼正捕手ポージーが走者に激突され、足の骨折、靱帯断裂と選手生命を失いかねない大怪我をしたアクシデントである。日本でも13年、阪神のマートンがヤクルト捕手・田中雅彦にぶつかり、鎖骨を骨折させた。そうした事故を防止しようと、NPB(日本野球機構)もメジャーに倣い、今季からコリジョンルールを導入したわけだ。

 

引用元:プロ野球開幕直前 コリジョンルールは揉め事のタネ WEDGE Infinity(ウェッジ)

 

メジャーで2015年に導入され、それを受けて日本でも2016年より導入されました。

メジャーで導入されたきっかけは、2011年にサンフランシスコジャイアンツの主砲兼キャッチャーのポージー選手がランナーに衝突されて、大けがをしたことが要因だったみたいですね。このポージー選手、2008年にドラフト1位で指名を受けて、契約金は球団史上最高額の620万ドル(約6億5000万円)だったようです。

メジャーの球団にとっては、たった一つのクロスプレーで、これだけ高い買い物がパーになってしまうのはリスクが高すぎるということで、兼ねてより回避できるルールの導入を検討していたのでしょう。

そして、それに倣って日本も今年導入するに至ったという訳ですね。

 

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意外と知らない名前の意味や由来について

コリジョン(collision)とは英語で「衝突」を意味し、そのままですが、ランナーとキャッチャーとのクロスプレーにおける「衝突」を回避するというルールになります。

ただ、「コリジョンルール」という呼び名は、下記のサイトにあるとおりメディアで報じているだけで、正式な名称ではないようです。

 

これらはいわゆる「コリジョンルール」という呼び方で、メディアは報じている。

 

引用元:慣れるまで1年は必要?「コリジョンルール」の導入で起こる問題 | BASEBALL KING

 

では正式な名称は何なのでしょうか?

日本野球機構のサイトを調べてみると、やはり「コリジョンルール」という表現は出ておらず、「本塁での衝突プレイ」という言葉で説明されていました。

 

[(9)(i)本塁での衝突プレイ ご参照 ]

2016年度 野球規則改正 | NPBからのお知らせ | NPB.jp 日本野球機構

 

ただ、「本塁での衝突プレイ」では、固い表現なので定着しなさそうですよね。「コリジョンルール」の方が覚えやすいですし、「本塁での衝突プレイ」ではここまで話題になっていなかったかもしれませんね。

 

まとめ

日本でも2016年に導入された「コリジョンルール」。メジャーでも日本でも、本塁でのクロスプレーは見どころの一つという考え方がある一方で、やはり選手生命が絶たれてしまうプレーを抑制するのは当然だという意見も多いようです。

導入反対派の意見としては、どこまでが禁止で、どこまでがセーフなのかが分かりにくい、というルールの不明確さについて述べている方も多いですね。

ただ導入初年度というのは、分かりにくいのは当然で2-3年も経つと、定着して当たり前になっているかもしれませんね。

私は平和主義者でして(笑)、体当たりなどを積極的に見たくはないので、ルール導入には賛成です。好きな選手が、急に姿を消してしまうのは寂しいですし。

ルールの分かりにくさについては、選手もファンも少しずつ勉強していけばいいのかなと思っています。

今年のプロ野球ではちょくちょく話題になるでしょうから、注目してみると面白いかもしれませんね。